私はイギリス留学時代に、髪を切りたいけど切れない経験がありました。当時はスポーツ刈りくらいの短さで渡英し、4−5ヶ月切らない状態で、結構な長さになっていました。
中学生時代が坊主で、髪の毛を伸ばして洒落た髪型など縁がなかった時です。いい加減切らないといけないなと思い、ある日ロンドン市内に出向いた時、勇気を出して美容室に入ります。その時はどう説明して良いかもわからない状況だったのですが、お任せ的な感じで伝えたような記憶があります。
すると、人生で始めての経験となる、軽くパーマがかかったような、ふんわりした真ん中わけのヘアースタイルになったのです。
これはこれで新しい自分に出会ったような感じで良かったのです。一歩大人に近づいた気分です。
ただ、この髪の毛の問題がアメリカ留学した際も起こってきます。あれは渡米してまだ1年も経っていない時期だったと思います。
私も海外で再び経験した美容室の問題。これは多くの留学生が悩むところだと思うのですが、またまた悩むことになります。
日本国内でも、美容室を変えるのに躊躇するほうでしたが、さて、髪の毛はどんどんのびますので、アメリカでいつまでも悩んでられません。
何年も住んでいると、髪を切るのがうまい友達と出会ったりもし、切ってもらったりしていましたが、この時はまだまだそのような状況でなく、親しくなった同じアパートの目の前の部屋に住んでいたタイ人の留学生と一緒に、近場の小さなショッピングモールの中にあった美容室に行く事を決断します。
当時はキムタクのロン毛が流行っていた時代?だったと思うのですが、私は狙ってロン毛になったのではなく、どこの美容室に行って良いのかわからず、伸び放題になり肩まで届きそうなくらい、ゴムで髪の毛を束ねる事ができるくらい伸びていました。
ただタイの友人はもっとすごい状態。後ろから見たらまるで女性の、肩甲骨より更に下まで伸びているくらいのロン毛で、しかもさらさらヘアーでした。
さて、いざ美容師さんに説明をしなければなりません。
タイの友人は、どのような説明をしたのかわかりませんが、スッキリ好青年にバッサリとよい感じに変身しました。
ただ私が大変な事になってしまいます。
切る前にイメージ写真を見せればよかったと思いましたが、時はすでに遅し。私は美容室さんに、1cm-2cm程度切ってとお願いしました。
すると…
いきなりバッサリハサミが…。
そうです。残り数cmの所までハサミが入ってしまったのです…。
えっ?? 切ってしまったものはつなぎ合わせることなどできません。。
見事に伸び切っていた髪の毛が、わずか1cmのスポーツ刈りのような状態になってしまったのです…(泣)。
これはこれは大大大ショックでした…(^^;;。
さて、ここで考えます。
どうしたものかと…。
そして考えた結果、今でも忘れませんが… Wallmartに直行するのです…。
そこでカラーリング剤を探しに行ったのです。
当時ヤケになっていた私は、なんと脱色剤+赤色のカラーリング剤を選択します…。
その日の内に友達に手伝ってもらい、見事に赤色の姿に変身したのでした…。お笑い芸人のロンドンブーツの赤髪って言ったらわかりやすいでしょうか?あれよりも全然短い状態の赤です。
その後会った友達みんなの驚いた顔は本当に忘れません(^^;;…。
ちなみに、それ以降は友達に切ってもらう事がほとんどでしたね…。
皆さんも、海外で髪を切る事がある際は、写真を見せることをお勧めします(笑)。