私は体験授業でよく話す表現があります。
それは、子供たちを波に乗せてあげる、というものです。
波に乗るというのは、自分で目標を定め、そこに向かって自ら意欲的に前進しようとする、姿の比喩です。
ではどういった環境であれば、より確実に波に乗せてあげれると思いますでしょうか?
私が思うに、最も大事な事は、同じような目標を持った子たちが集う環境に入れてあげることではないかと思っています。
子供たちにもいろんなタイプがいます。保護者にもいろんな考え方があります。すべての保護者が子供たちに英検を合格させたいと思っているわけではありません。英語を楽しんでもらえれば十分な保護者もいます。
最初は英検を考えていなかったのに、友達たちがみんな英検を受験することになり、そこに触発され、自分も合格したいという気持ちになり、前に進むきっかけをもらう子たちもいます。
こう言った子たちは、どんどんプラスの空気を吸っていきます。プラスの空気を吸うと、どんどん意識が上がり、目標も明確になり、そこに結果が伴うことにより、さらに加速していきます。
実はこのプラスの流れのモデルみたいな子がいるのです。小学5年生のさゆさん。この子は士心塾でいうところの、波に乗っている、単なる波ではなく、ものすごい波に乗っている子です。
例えば英検を受けるのか、受けないのか、という判断があった場合、自分自身で、受ける!という確固たる決断を下し、その目標のために、しっかり一歩一歩進んでいくのです。
もちろん人間です。沈む瞬間もあります。でも彼女には、やらされている要素は全くありません。なので、沈んでもまた上がるのです。この硬い決断に更に自信を付加してあげるために、我々が手を差し伸べます。そうすると、積み上げ方式で、更に確実な実力が身についていくのです。
私が目指す形とは、生徒が自分から前に進みたいと考え、自分で決断を下して、学びたいという意識を前面にだしていくようになることで、これこそが成長を促進する姿、そしてまさに、士心塾のモデル生となっている彼女は、これからも新しくやってくる子供たちにモデルケースとして伝えられていくと思います。
大袈裟かもしれませんが、彼女は将来とんでもない成功をおさめるのではないか、と思わせてくれます。本当に先々が楽しみです。