私のアメリカ大学生活というのは、本当に様々な出来事が起こりました。嘘じゃないの?その話盛ってませんか?なんて言われそうな話もいくつもあるわけです。でも全部実話です。実は色んなことが起こった関係で、私はアメリカにいる間、車を5台も乗り換えています。
5台です!ありえないですよね・・。アメリカ生活は5年ほどですから、1年に1台のような台数です。
アメリカには日本のような車検制度はありません。大学生活時代にも、ものすごく古ーい、この車大丈夫??というような車をよく見かけたものです。アメリカの中古車は当たり外れがあるのが当たり前なのです。
ですので、値段が安いから、という理由での中古車選びは、本当におすすめ出来ません。
大学生で車を持たずに生活している学生はたくさんいました。私はどうかと言いますと、専攻が航空学部でした為、空港に通わないといけない理由があり、車を探すことになりました。
初めて買った車は、トヨタセリカでした。
87年式、当時で10年落ち以上。
色々と探し回りました。そして、日本車で見つけた最安値の車がこれだったのです。
値段は3000ドル。約30万です。
親になんとか頼み購入したわけですが、アメリカという国は日本と違い、中古車の金額が高い、という事実をこのとき初めて知ることになります。
しかも日本みたいに車検がない、本当に大丈夫か怪しい車ばかりです。
では走行距離はというと、なんと24万マイル超え…。これ、38万キロです!日本では10万キロが一つの買い替えの目安なんか言われたりしますが、さすがにもの凄い走行距離でした。
しかもマニュアル車です!マニュアル車など運転したことがなかった私ですが、購入を決断したのです。といいますか、実はこの時免許証は持っていなかったのです…。
免許を持っていないのに車を買うなんて、日本ではなかなかありえないですよね?
都会はどうなのかわからないのですが、少なくともケンタッキーでは私は自動車学校というものを見たことがありませんでした。存在は聞いたことはありますが…。
車の運転は知り合いから学ぶ…が基本だったのです。
まずは筆記試験を受けて仮免許を取得。
その後に先輩や、友人から車を借りて、助手席に免許持ってる先輩友人に座ってもらいながら、広い駐車場などで練習するのが通常の流れでした。
ある程度問題なく運転できるようになったら、実地試験を申し込み、合格すれば免許取得。。という流れです。
私は日本で免許を取得しませんでした。
なぜならば、日本で免許を取るためには、当時30万円近い費用がかかったのに対し、アメリカで免許を取るならば数千円で済むということは話に聞いていたからになります。
免許取得に動いた際、私は知り合いに車を貸してください、とはなかなか言えませんでした。これ本当に言いづらいものです。貸す立場になると、抵抗がありますよね。私の場合は、大学のセスナ機操縦訓練の為に、空港にどちらにしても通わないといけなかったので、先に車を購入して、その車で練習するようにしたのです。
ちなみに一旦卒業して日本に帰国後、一度ラスベガスで短期間仕事をしたことがあるのですが、その際はネバダ州の免許を取得しました。
アメリカについて1週間以内にペーパーテストを受け、実地試験なしで免許を取得した経験があります。
話は元に戻りますが、最初に買った車はマニュアル車でした。仮免許中に、何度も何度も駐車場で練習したものです。クラッチとギアとブレーキとアクセル。何度エンストしたかわかりません。
仮免許中一度だけ、朝起きたら車が消えていたことがありました。本当に消えたのです。正確にいうと、勝手に移動していたことがあったのです・・。傾斜の緩やかな駐車場でした。マニュアル車のサイドブレーキの引き忘れ…。別の車が停まってなくて良かった…。今考えても本当に恐ろしい出来事です…。
しかし、それよりも比較にならない恐ろしい出来事が起こります。車が大大大炎上した経験ってありますか?
続きは次回また。