英米留学物語

日本の平和ボケは危険…アメリカでのショッキングなの話…

アメリカに渡り、ようやく生活に慣れ、ちょうど車の仮免許を取得し運転の練習をやりだした頃の話です。

私が仲良くなった日本人の先輩から、シカゴに行かないかと誘われたのです。日本人4名でいざシカゴへ。車で6-7時間程のドライブです。

何故シカゴかと言いますと、目的はミツワというお店です。
昔はヤオハンというお店だったのですが、ミツワに変わりました。このお店には、とにかく日本の物が何でも売ってあり、アメリカで生活している人たちにとって、憧れの場所だったのです。

せっかくのシカゴです。有名なジャズバーに訪れたり、色々と回りました。そして、アメリカ三大美術館の一つのシカゴ美術館に訪れた時に事件はおきました。

一緒に行動していた一人がリュックを背負って歩いてたのですが、まさかのまさかです…。

小さなおばあちゃんが、その細い手をリュックの中に入れたではありませんか…。

スリ、盗みには気をつけないといけない事は、重々理解していたのですが、まさかの小さなおばあちゃん…。
我々に気づいたからなのか、ゆっくり手をリュックから抜き、足早に去って行きました。

アメリカに行って間もないタイミングでこういった場面に遭遇したのは、平和な日本の世の中で過ごしてきたわたしにとって、大きな教訓となったのは言うまでもありません。

それから4年後・・・

私は大学を卒業し、なんとシカゴで就職を果たします。

そして、引っ越してすぐに、車の窓ガラスを割られ、中のオーディオ一式を盗まれてしまいます。

先進国アメリカとはいえ、治安が悪い場所は存在するのです。

皆さん、こういった現実があることを、よく覚えておきましょう。