熊本で英語教員生活を続けたあと、更なる人生のステップあっぷを目指して上京したのですが、東京で外資系企業に就職し、海外を飛び回る日々が続きました。
この海外を飛び回る仕事ができたのも、そのベースにあったのは英語力があったからこそ。私自身は英語力だけでなく、交渉力も高いレベルを持っていると自負していました。このスキルを持って、多くの著名人たちと、仕事で関わることができたのです。
ではその一例をお話ししますと、
細川護煕 第79代内閣総理大臣。
アメリカの式典で、細川元首相の側近たちのサポート他、色々させていただきました。殿と呼ばれていましたね。熊本で同郷です。
アル・ゴア 第45代アメリカ合衆国副大統領
地球温暖化防止についての活動が非常に有名な、クリントン政権時代の副大統領ですね。日本では「不都合な真実」が有名ではないでしょうか。簡単には関わることができる方ではありませんが、ビジネス上での契約交渉で何度も何度もアメリカとオンラインビデオミーティングで、やりとりをしました。英語力は当たり前、契約交渉能力も必須の仕事でした。
私は、国のトップにおられたこのお二人と関わった事で、人生観が大きく変わりました。それは何かと言いますと、自分の欲望を満たすために、人生を走っていた自分自身が、世の中のために、人のために、人生を駆け抜けないといけない、という考えの気づきが起こり、意識の変化をもたらした事です。
私の社会人人生で、特に都内の企業で務めていた頃は、とにかく会社内での足の引っ張り合い、いかに引きずりおろすか、みたいな事のオンパレードで、その中で、自分自身がいかにして上に這い上がるか、みたいな毎日がずっと続いていたわけです。全くつまらない毎日ですね。
そんな毎日の考え方に、変化をもたらしていただいたのが、この2人の偉大な方なのです。世のために人生を捧げていた方なのです。
私が、なぜ士心塾を開校したのか。
それは、子どもたちの成長を応援する仕事だからです。人を助ける人生。そしてありがとうが飛びかう人生。そんな毎日を送りたい。人を蔑む空気が飛び交う場所にはいたくなかったのです。
世の中で良くパワースポットとかありますが、私は日々、子どもたちからパワーをもらっています。子どもたちの成長を見る度に、保護者の方々の喜ぶ顔を見る度に、本当に幸せな気持ちになります。
士心塾が子どもたちにとって、楽しくなる、元気になる、勉強しようと意欲を持てる、そう言ったパワースポットになればいいなと、最近は思ったりする毎日です。