2020年4月にプログラミングが義務教育化され、学校でもどんどん導入が進んでいます。プログラミングってそもそも何かご存知でしょうか?ツールを扱えるようになる?ゲームを作る?そんなシンプルなことではないのです。プログラミングとは、「創造力」、「倫理的思考力」、「問題解決力」などを養っていくために最適な教育なのです。
では「創造力」、「倫理的思考力」、「問題解決力」と聞いてみなさんピンときますでしょうか?
他の教科のように、点数化しにくいので、ピンとこない方が多いかもしれません。ただ、一方でしっかりとこの分野の重要性を理解されて、子供さんをプログラミングに通わせる保護者もいらっしゃいます。この話はまた別の記事で書きますが、実はこの能力をどんどん身につけて成長し続ける子供たちが、士心塾の生徒たちなのです。
本日ご紹介するのは、士心塾のプログラミング部門で絶対的なエースである、中学1年生のむたくんです。
彼の何がすごいのか?と言いますと、実は彼の「創造力」、「倫理的思考力」、「問題解決力」というのは、指導者のそれを超えるものを既に持ち合わせる、スーパー中学生なのです。
プログラミングのページ(https://kidsprogramming.ccn.jp)でも子供たちのいろんな作品が見て、ゲームなどは実際に体験できるようになっていますが、その中でも非常に人気があるのが、彼が作った「まくら投げ」ゲーム。
学生の頃、泊まりの研修や修学旅行で、まくら投げをやった記憶があります。懐かしい響きです。当然彼も実際にまくらなげをやったことがあるとのことでしたが、彼はこれをゲームにしてしまったのです。これこそが創造力ですね。そしてこれを具現化していくわけですが、このゲームを作ったときは、まだ小学6年生の彼。単純ではないゲームの仕組みを作り込んでいきます。
倫理的思考力が必要となるパートです。まずまくらを敵(コンピューター)に当てて、当てられるとHPが減っていき、先にすべて無くなったら負けとなります。しかもまくらはどんどん自由に投げれるわけではなく、メーターが溜まるまで投げれない仕組みです。コンピューターはランダムな動きをしてまくらを投げてきます。
これらの一つ一つの動きをしっかりと順序立てて考え、組み合わせていく力は、日常の生活の中で、そうそう鍛えれる環境というものはありません。まさにプログラミング教育で身につける力なわけです。
しかもこのようなプログラミングは、全てが簡単にプログラムできるわけではありません。何度も試行錯誤し、トライし失敗し、また別のやり方をトライし、と繰り返していきます。問題解決能力に優れている子は、簡単にはめげません。なぜうまくいかないか、自分自身で分析し、解決に導いていきます。
一方でこの問題解決能力に乏しい子は、すぐ諦めます。すぐ弱音を吐きます。すぐ先生に助けを求めます。そして結果満足いく作品に辿りつきません。
彼は小学6年生にして、こう言った力を着々と身につけ、成長を続けていたのです。
社会人になり、多くの大企業、外資系企業、IT企業で、圧倒的に不足している人材がいます。それはIT人材と一括りにされたりしますが、しっかりと中を見ていくと、彼が成長していき、辿りつく姿がまさに、現在の日本に必要とされている人材だと確信しています。
そうです。「創造力」、「倫理的思考力」、「問題解決力」を持ち合わせた人材です。士心塾では、ここにさらに、400名規模の会場でプレゼンテーションまで行いますので、ここまで経験を重ねる人材もなかなか多くはいないのです。
こう言った話を知った上で、ゲームにトライしてみると、また違った見え方をすると思います。
ちなみにこの作品に、指導者の手助けは一切入っていません。彼がわずか数ヶ月で知り得た操作スキルを組み合わせ工夫し、一人で作りました。本当にすごいの一言です。