アメリカの大学でいざ学生生活をスタートする時に、最初に迷うのが授業の履修方法です。日本の高校時代では決められた科目を履修して行くので、特に迷う事はないのですが、大学では当然それぞれが違った学部を専攻します。中には学部専攻を後回しにして、まずは授業をスタートしていく生徒もいます。と言いますのも、アメリカの大学では、一般必修科目と選択科目が存在し、あなた自身が選んで組み合わせ、何時間(何単位)履修するかを決めて、時間割を作って行きます。
私の場合は、1学期で18-21時間の範囲で履修していきました。多くの科目は3時間単位でしたので、6-7科目を毎学期履修していくイメージです。
本当に最初の履修届出を行った際、いざ支払いを行うのですが、当時20年近く前ですが、支払いは現金ではなく、カード、もしくは銀行のチェックで行わないといけないシステムで、使えるカードがなく、ものすごく困った記憶があります。まったく無知とは怖いものです。今となっては、どのようにその場を乗り切ったのか、記憶を呼び戻す事ができません(^^;。
話は本題へ。
そんな中、初めての学期で、一般必修科目の英語のクラスENG101というクラスを履修したときのことです。
この英語のクラスは、全生徒が履修しなければならないクラスなのです。そんなある日の授業での出来事です。授業の内容が、エッセイ(小論文)の書き方を学ぶ授業だったのですが、授業の中で、それぞれがテーマに沿って文章を作らないといけませんでした。そして先生の指示で、その文章をクラスメイト同士で添削し合う…というシーンがありました。
私の文章が隣の席へ…、そして逆側の生徒の文章が私の所へ…。私のところに回ってきたのは、もちろんアメリカ人が書いた文章です。私は凄く嫌でした。なぜなら、もし私の日本語の文章を外国人に添削されてきた時を想像すると、なかなか簡単には納得しないだろうな…と思ったからです。
いざ、隣のアメリカ人の視線を感じつつ、文章を見ます…。予想通りでした。そのアメリカ人の文法がめちゃくちゃだったのです…。私が日本で学んできた英文法が間違っていない限り、私の添削は間違っていないはず。これはひどい。私は思った通り添削をします。
さて、この添削された文章はアメリカ人本人の元へ戻ります。それを見たアメリカ人が…ブツブツ…ブツブツ…言っています。しまいには、納得がいかない…というような事も言い出し、半笑いしながらじろじろ見てきます。私はあまり相手にしないよう心がけました。
しょうがないですよね。本当におかしな文章だらけの英文だったので…。先生の指示なので、添削しないわけにはいかなかったのです。。
先生はそんな事が起こっているなんて知る由もなく・・。本当に気まずい授業でした。
アメリカの学校で授業を受ける中で、えっ??なんで??と感じる事は幾度とありました。そんな話も別の機会にまた書きたいと思います。